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  2. 光明院について

天平2年(730年)行基によって開山された静円寺は報恩大師創建の備前48ヶ寺の一つに教えられています。
盛時には33坊が谷にまたがっていましたが 現在は3坊となりました。

光明院は静円寺の本坊として今も昔の名残を残し 虫明に陣屋を設置した岡山藩家老 伊木公がしばしば訪れ風流を楽しんだゆかりの寺として知られます。
客殿は正徳4年(1715年)伊木公5代「忠義公」によって再建され 2年半の玄関(市重文指定)はひときわ目立ち 伊木公が横尾山に参詣の時この玄関におかごが横づけされお休み所とした客殿です。
庫裡は江戸初期建立で如何にも昔をしのばれます。

薬医門(市重文指定)は文化年間の再建で比較的新しい建物であるが県下でもまれに見る建物です。
また現在では ぼけ封じ33観音霊場として 健康で幸せな老後を祈るお年寄りたちの信仰を集めています。

叙情あふれる美人画で知られる竹下夢二の生家から南へ1.5キロ余り。
邑久から牛窓へ抜ける県道沿いにそびえる大きな立て看板が目印夢二の生家から静円寺までは遊歩道となっており30分ほどのコースで散策を楽しむことができます。